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「お前らが互いのケツの穴を見せ合う趣味でも持っていなければ……。持っていそうで恐いが、実際にケツの穴を見せる機会なんて無いはずだ!!」
「たしかに!!」
「えへへ!僕は見る方専門だよ!」
「つまり、その写真を撮った時に見たってことなんだよ」
そんな、まさか金田が犯人だったなんて……。予想だにしなかった真実に、俺たちは到達してしまったのだ。
「金田……。お前がやったのか?お前が俺のケツの穴を撮影して、舐めるように舐め回して、俺の携帯に画像を送ったのか?」
「えへへ!えへへ!えへへへへへへへ!」
「金田ぁっ!!一言言えば、それこそ何枚でも撮らせてやったのに……どうして!」
「許可さえ取れば受け入れるんだ!!」
「えへへ!……頼んで撮ったケツの穴に、価値なんてねぇのさ」
「キャラ変わった!でも言ってる内容は母の味が如くあまり変化がない!!早く警察呼んで!!」
明智はそう言ったが、俺は悩んでいた。得体の知れない誰かにケツの穴を撮られたのが嫌だっただけで、金田がやったのならそこまで悪い気はしない。友だちの誼で、不問にしてやっても良いかとさえ思う。
しかし、友の罪を許すのが友情だろうか?見て見ぬふりをするのが正しいだろうか?そこに真の友情は有るのだろうか?
「……警察を呼ぼう。金田のした事は、歴とした犯罪だ」
やはり、友が道を踏み外した時、手を繋いで引き戻してやらなければならないのだ。俺は……、俺たちは、同じ道を歩みたい。あの一際輝く星の元へみんなで行きたい。だから崖から落ちそうになる友人に、手をさしのべよう。
俺たちは目指す。小さくとも一番眩しい、*(アスタリスク)を!
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