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「誰か、女の子と来たいところなの? 僕をダシに使って見に来た?」 「や、違うよ! このお店は冬麻の為に選んだんだよ? 冬麻、 ほら、なんか、 草、好きそうだったから・・・。」 「草?」 「ほら、ソーダ飲んでて。草の。」 ・・・草て。 それでオーガニック? 「ふふっ!」 僕は吹き出して笑ってしまった。 不器用な感じの柏崎君、ちょっと可愛い。 「よかった。笑ってくれて。」 柏崎君はちょっとほっとした様に言った。 普段はあんなに冷静沈着なのにね。 なんだか、いとおしくなる。 .
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