救世主様

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ここでローブの男sideです 全く…さっさと僕を行かせたらいいものを まぁ瞬間移動でも何でもしたらよかったんだけど何せ面白かったから まさか君が軍隊長何て役になってたんだから でも流石だね 記憶がなくても僕の命令に体を硬直させるんだから さてと着いた 着いたのはいいものの普通に話しても多分聞こえないな あんなに興奮していたら スッと目を閉じ炎竜の脳に語る 『ねぇ炎竜』 ピタリと足音が止まった 『…お前何者だ』 『そんなことはどうでもいい 何故こんなことをしてる』 『私の子どもが…お前ら人間に殺されたんだ』 殺された…? 『いつ、どのようにだ』 『いつかはわからない いつの間にか居なくなっていて辺りを探したら死体が…あったんだ』 『人間が殺したという核心はどこから』 『……………』 黙りか 『他の動物という可能性もあるだろう 人間がやったと〝決めつけた〟 それがお前の失態だ 僕なら犯人を見つけられるかもしれない 子どもの所に案内してくれないか』
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