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自然と目が合う。
「小嶺さん、好きです。」
私はいきなりの告白に目を見開いた。
彼は続ける。
「子どもの頃、自信無くて言えなかった。
栞を交換して、また交換することで、そしてチビ
じゃ無くなったら勇気が出るんじゃないかって思
った。
高校入学して水球部に入ったんだ。それで鍛えて
さ。
身長は高校になったら自然と伸びたけどね。
そして小嶺さんに伝えるって……
俺の中の決心。まぁ、自己満足だよな……」
彼は照れながら頭を掻いた。
「結婚を前提に付き合ってもらえますか?」
その言葉にまた驚きながらも私は「はい……」と答えていた。
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