7人が本棚に入れています
本棚に追加
自動ドアが、人ひとり通れるだけの広さを開けて待っていた。
歩調を変えることなく入っていく。
ドアが私の腕にすれすれのところで触れなかった。
同じようにして二枚目のドアも通過する。
いつも通り、かごを手に取り右側から店内を廻っていき、めぼしいものを次々とかごに放り込んでいく。
ハンバーグ、鶏肉のステーキトマトソース添え、ミートローフ、さばの味噌煮、フライドポテト、ゆでいんげん豆、アップルパイ、ベリーミックス等を選んだ。
最近は、選ぶ種類も量も少なくなった。
別にまだまだ在庫はあるというのに。
選んだ食品を全てバックパックに詰め、先程の出口へとむかう。
かごはもとの積み上げられた位置に戻して、早々にその店をあとにした。
最初のコメントを投稿しよう!