第二章 横浜館

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 手早く点検を済ませた東堂たちは、制御室に行くからとすぐにその場を去った。 「なに、あれ。超攻撃的」 「仕方ないですよ。  此処に入られただけでも、彼らには屈辱なんでしょうから」 と伊集院は言う。 「それにしても、ほんとこいつ、どうやって此処入ってたんだ?」 「爆破よりももっと早い段階で警備システムを操作して入り込んだんじゃないでしょうか。 で、棺に隠れてたところを上から打ち付けられた」 「なんのために、入り込んでたんだよ。  大体、それだと少なくとも悠紀を入れて二人は忍び込めたってことじゃないか。  そんな簡単に入れるものなのか?」
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