転生の護符

第二章 横浜館

「おい……でも、これがＩＣＰＯの人間ってことはないだろ。

　だいたい、間抜けだろ！？

　何処かからパスワードを聞いて入り込んだはいいが、棺に隠れて卑弥呼を待ってる間に、閉じ込められたってのか！

　待てよ。それなら閉じ込めたのは、卑弥呼だな」

　言ってるうちに興が乗ったらしく、悠紀を指差し笑う。

「この間抜けが！」
「いや……だからそれ、貴方の推論でしょ？」