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「ていうか、何でメンバー増えてんの?」
放課後、図書室に行くとそこには何故か、うちのクラスの眼鏡委員長、櫻井 理一郎(さくらい りいちろう)と、遊園地デート以来眼鏡を外してコンタクト姿になった四宮が既に居た。
「だって、学年首席のニノが教えてくれるんでしょ?
そりゃ僕だって参加したいじゃないか。
あと、四宮くんは成績がマジでヤバいから無理矢理連れてきた。」
と、しれっと答える櫻井くんこと、サクちゃん。
委員長として、怪我した俺のお見舞いに何度か来てくれたので、仲良くなっていたのだ!
シゲ以外にも友達いるんだからな!?
つかサクちゃん、学年2位じゃないか。これ以上勉強してどうするってのww
特待生の俺は、常に学年トップ5に入ってないと駄目なんだよ。
結構キツいんだよ!
「まぁまぁいいじゃん!
人数居た方が楽しいし!な、イッキ!」
「うーん…まぁ別にいいけど…
つか、サクちゃんに教える事無い気がするんだけど…」
「そんな事無い!僕はニノを超えるんだ!」
…えー…何?この対抗意識…
「オレは別に勉強しなくてもいいんだけど…」
「何言ってるの!?四宮くんがこの中で一番危ないんだよ!?
この前の小テストでも赤点取ってたじゃないか!
期末テストで赤点取ると、夏休み無くなるよ?ずっと補習だよ?
遊べないよ?それでもいいの?」
「ヴっ…!それは…嫌だ…!」
「じゃあ頑張ろう!
キミならやれるさ!熱くなれよ!!」
おいサクちゃん。松岡修◯になってるぞ。
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