防弾硝子の少年

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高校での俺の友達第一号、名前は相葉 重幸(あいば しげゆき) 自身曰く、腐男子というやつらしい。 腐女子の男版のやつだろ。 俺の妹の美乃里も腐女子だから知ってた。 つか、この高校に入る時に美乃里から散々聞かされた。 …内容は殆んど忘れたけど、必死に語る美乃里は可愛いかった事だけは覚えている。 あぁもう、美乃里可愛い。会いたい。 何度か見舞いに来てくれたけど、美乃里が来ると、俺のテンションが上がり、動き回ろうとしては看護師に止められる…を、繰り返したので完治するまで見舞いに来るな、と言われたのであまり会えていない。 何故なんだ!解せぬ!! その後も、担任やらクラス委員長やらが何度か見舞いに来てくれたので、俺の入院生活はそこそこ充実していた。 担任の城島先生は、城セン(じょうせん)というアダ名を勝手に付ける程には仲良くなったし、クラス委員長の桜井くんにも、さくちゃんという可愛らしいアダ名を勝手に付けた。 因みに、さくちゃん呼びは反対されている。それでも呼ぶけどな! まぁ色々あったが、三ヶ月後、無事に退院出来る事になり、神龍高校へと戻って来たのだが…
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