Secret Code

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「取り敢えずイッキ、数学教えてくんね?」 「数学か…あんまり得意じゃないんだけどなぁ…」 図書室の空いてる席に座って、教科書と参考書、ノートを広げる。 俺の目の前にシゲ、シゲの隣にサクちゃん、俺の隣は四宮だ。 「そういや、ニノは得意科目何なの?」 「え、俺?俺は一応、英語かなぁ… 蒼と空の母親がイギリス人だから、教えて貰い易いんだよね。」 「そう言えばこの前の遊園地で、従兄弟同士だっていってたっけ。」 「え?何ソレ、僕、初耳なんだけど!」 「ちょ、えぇ!?今更!? …それとも…あんまり知られてない?俺と堂本双子が従兄弟同士だって…あれ?サクちゃんに言って無かった…け…?」 「聞いてない!」 どうやらサクちゃんは、俺と蒼と空が従兄弟だと知らなかったらしい。 まぁ、触れ回ってる訳じゃ無いから、当然といえば当然か… 「図書室内では、お静かにお願いします!」 「あ、スミマセン!!」 騒いでいたら、図書委員に怒られてしまった… とにかく、テスト勉強しなければ!
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