1271人が本棚に入れています
本棚に追加
1クラス、およそ30人。
それがAからEクラスまで学力順で振り分けられる。
特待生である俺は、Aクラスよりもさらに上、Sクラスである。
Sクラスは学力、家柄が特出している生徒達が集められている。
ブルジョワな奴に混ざる一般ピーポーな俺…友達が出来るかどうか不安だ…
少しソワソワしながら、黒板に貼り出されていた席順に座る。
というか、エスカレーター校だからか、既に友達グループが出来上がってる感じがする…!
あれ!?コレ、ハブられるパティーン!?
どうしよう!美乃里!お兄ちゃんもう心が折れそうだよ!
しかし、そんな不安をブッ飛ばすような担任が登場した。
教室に入ってきたのは、黒シャツに白のジャケット、白のスラックスという出で立ちの少し長めの茶髪と、右目の下の泣き黒子がやたらとセクシーなまるでホストの様な担任だった。
「きゃあぁぁぁぁぁ!!」
「城島先生だぁ!ラッキー!!」
「きゃー!抱いてー!」
などなど…ちょ、おまいら本当に男子なの?声変わりまだなの??
つか、掘られてもいいの!?
っていう、新たな不安に押し潰されそうだった。
最初のコメントを投稿しよう!