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急に大人しくなった四宮のお陰で、何とかネクタイをほどく事に成功した。
「よっしゃ!取れたぁ!」
切らずに済んだのは良かったけど、皺くちゃになってしまった。
…洗濯したら直るかな…?
たかだか学校のネクタイと言えども、某有名デザイナーが手掛けただけあってお高いんだよな…
「つ…疲れた…」
へなへな?っと床に崩れ落ちる四宮。
「どうしたんだ?」
「な、何でもない…」
「顔が真っ赤だぞ?…は!トイレ我慢してたのか!?」
「「何でそーなる!」」
シゲと、近藤風紀委員長の声がハモった。
「…そうだな…トイレ我慢してたら真っ青になるよな…じゃあ、何で…?」
俺が割りと真剣に悩んでいると、近藤風紀委員長がシゲに問い掛けた。
「おい。アイツはいつもあぁなのか?」
「そうっスね…割りといつもあんな感じです。」
「ふうむ…これは中々調教のしがいがありそうだな…」
「ちょっと鼻血出してもいいですか?も…萌え…萌えが止まらないんスけど…!」
「死ね。」
…何か2人の会話が怖いんですけど…
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