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「死んじゃうなんて悲しいな
自分が死なないように
願うなんてどうだろう」
上を見すぎて
首が少し痛くなりながら
わたしが言うと
彼は憤慨した
「何言ってるんだ
僕は死ぬことなんざ
これっぽっちも怖くないさ
僕は
流れて死ぬことを
誇りにしてるんだ」
彼は
身だしなみを整えて
落ちる準備をしながら言った
「僕はね
誰かを幸せにするために
生まれてきたんだ
だって僕は、流れ星なんだから」
ああ
わたしは
なんだかすごく
申し訳ない気分になった
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