3 流れ星

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「ねぇ    わたし、あなたの幸せを願うわ」   わたしは両手を握って 彼に言うと   彼は突然 虹色にキラキラ光だした。   彼は驚いてわたしに言った 「それが君の願い事かい?  それが君の願い事なのか!」   「ええ 今決めたわ」   「もう一度言っておくれ  そんな素晴らしい願い事  今まで聞いたことがない」     両手を更に 強く握って 何度も何度も 唱えてみた   「あなたの願いが叶いますように  あなたの願いが叶いますように」       先ほどまでの模型とは違い 何倍もの光が溢れて 彼の体は幸せに満ち出した
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