3 流れ星

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  わたしは懐中時計をとりだした。 時刻は夜の11時を指している。   空では相変わらず 星の模型が揺れて チカチカしていた。   時々、模型を吊っている紐が切れて 光る尾をのばしながら 海へと落ちていく。   それはとてもとてもキレイだった。     わたしの頭の真上の星が そろそろ落ちようとしていた。       すると その星が わたしに話しかけてきた  
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