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……なんか、マジで怖い……
でも、よく見れば全体の統一感はあまりない内装だ
フラスコの隣に市松人形とか、ドクロの隣にデッサン人形とか、まぁテーマが無くてぐちゃぐちゃな感じ
なんて言うか……オモチャ箱
そう、オモチャ箱だ
まるで、小さな子供の使うオモチャ箱の中みたいなんだ……ココ
｢……全く……いい加減、片付けては如何ですか？本当に……｣
｢うわっぷ……!!｣
『白』はいつまでも続く、このガラクタ達の並べられた闇に呆れた様に溜め息を吐きながら足を止めた
急に止まるもんだから、思わず僕は『白』の背にぶつかってしまった
でも『白』は僕がぶつかったのに関わらず、その場所から全く揺らがずにそっと僕を一瞥しただけでまたガラクタの広がる闇の先へと視線を戻す
《……んぁ――、その声わぁ……ぶ》
｢その名を言うな｣
突如、闇の彼方からエコーの掛かった声が聴こえた
男、というより男の子の声
『白』よりは大人びておらず、『黒』よりは子供染みていない……丁度中間といったところ
でも、『白』はその声を今までよりも鋭く速く遮り腕を組んだ
向こうは一体何を言おうとしたんだろ……
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