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④
「あ、ダフ」
「その名で呼ぶな」
「テメェのは紅茶じゃねぇからな?ちゃんと日本茶だからな……確か駄目だったろ」
はたと気付いた様に、『紅』が軽い調子で唐突に話を切り出した
……それは物凄くどうでも良い事
てか『白』そのナリで紅茶駄目なんだ……
……に、似合わない……
「だろ?似合わないにも程があらぁ、しかもコーヒーなんてミルクと砂糖たぁっぷり入れてやんねぇと飲まねぇんだよ」
『紅』はクスクスと笑いテーブルに両肘を突いて両手を軽く組み、僕を見据えて顎を乗せた
……僕の内心に答えながら
出来れば読まないで欲しい……
「えっと……甘党、なんですか?その……」
「お好きなように呼んで頂いて構いません……私が甘党では何か?」
「い、いやそんな事は……」
僕は何か言わなきゃと『紅』から目を逸らして笑いながら『白』に向けて言葉を紡いだ
でも『白』はあからさまに苛立った口調で僕の言葉に応える
僕にも火の粉が掛かるのは流石にゴメンだ
仕方なく僕は小さな溜息を吐いて押し黙る
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