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『紅』は僕らをどうする気なんだ……?
「ケホ……紅……何故……」
「白さんっ!?」
『白』はゆっくりと手の甲で口を拭った後声をかけた僕よりも元凶である、クスクスと笑い続ける『紅』にその鋭い瞳を向けて立ち上がりながら呻く様に言葉を紡いだ
僕は酷く心配で、でも動けなくて、『白』を見るしか選択肢は無かった
そして、『白』は言った
「……何故、甘茶なのですか!!」
「………………はい?」
「クッ……アッハハハハハハ!!」
『白』はテーブルを叩き憤慨した
『紅』は腹を押さえ身を反らして笑った
僕は、フリーズした
「笑っていないで答えなさい!!」
「ククッ甘茶も日本茶だろ?ヒヒヒ……」
「私がこの甘ったるい茶を日本茶として認めていない事をご存知でしょうが!!貴方という生き物はどうしてこう人が嫌がる事を幾度も平気でなさるのですか!!」
「……だっておもしれぇんだもんよぉ……まさか無情の白と呼ばれるテメェがあんなにも盛大に吹いてくれるとは、流石の俺様も思ってなかったがな……ヒヒ、腹イテ……」
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