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「お前さん、最初の儂の問いかけ忘れたんか?なんでお前は高天なのか。」
「だからそれは、初代当主の名前からとったんでしょ?」
「ちゃう。とったんやない。お前が高天やから、高天と名前を付けたんや。」
謎かけのような爺様の言葉に首を傾げる。
そんな僕に、爺様はまじめな顔でこういったのだ。
「お前さんが、初代高天を継ぐ者。4人の哨戒士をまとめ導く高天の生まれ変わりや。」
これが僕の、平凡な高校生活の終わりを告げる鐘となった。
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