第六幕

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「だが、御剣家と姑獲鳥に関することはあらかた知っとる。武術も今の幹部の内では一二を争うほどや。何でも相談したらええ。」  爺様が付け加えるように話を挟む。  正直、この雄一さんはそんな気軽に相談相手にできそうな人ではないが。  そういえば、とふと思った。  爺様は以前、自分と自分の師匠が姑獲鳥と関わったといういうようなことを言っていた。先々代の哨戒士と関係があるとさっきもいっていた。  一体どんな?気になってしまえば聞きたくなるのは仕様のないことだ。
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