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(幽霊・・・怖いのになんで笑顔なの・・・)
疑問に思いながらもその子は続けて話しをしはじめた。
「一緒に行こうよ! 今日の帰りにさ!」
(ここで断ってしまったらまたしょんぼりされちゃうかな。
)
私は乗り気でないまま
「うん・・・」答えてしまった。
約束の放課後の帰り。
私とお嬢様服装の子。
美心(みこ)と、
叶え山というこの地域で一番大きな山への道路を
歩き続けて15分。
美心の言うトンネルの前に来た。
「ここだよ。
」とトンネルに指さす。
「うわぁ・・・」
なんとも言えないほど古いトンネルで、
今にでも吸い込みそうな雰囲気を漂わせている。
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