エピローグ

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――エピローグ―― 昇る太陽に、あいつを思う。 いつでも真っ直ぐな広野は、まるでこの太陽みたいだ。 何にも影響されず、流されず、地上を照らし続ける。 ならば俺は……。 月になりたい。 薄っぺらい真昼の月ではなく、太陽にも負けない光で燦々と海を照らす、満月に。 END
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