お嬢様なんて、こりごりだ!

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A「ちょっと。何よこの本」 B「あの……頼まれた本です」 A「私は恋愛小説を頼んだの。どうして推理小説を持ってくるのよ!」 B「も、申し訳ございません」 A「あと着物ダサい。他にないの?」 B「これ一着です……」 A「使えないわね。もういい、お腹空いたわ。何か買ってきなさい」 B「あの、外は雪……」 A「ああもう! あなた本当にグズね!」  頬をふくらませて俺を睨むお嬢様。俺は何も言い返せずにうつむいた。
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