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聡四郎は、放課後の屋上にいた。
「この時代に手紙で呼び出しとは、なかなか粋なシチュエーションだな」
『ガチャ』
「ど、どうも……」
聡四郎は視線を余すところなく、そこに立っている女の子へと注いだ。
白く透き通って、もちもちしていそうな肌の上に、目や鼻といった全ての顔のパーツが、絶妙なバランスで配置されており、まるでかわいいという言葉は彼女のためにあるのではないかと思ってしまうほどだった。
それに、うつむき加減で恥ずかしがっているその仕草がたまらなかった。
「あ、あのさ、俺のどこがよかったの?」
思わず聡四郎も緊張して、声が上ずり気味になってしまった。
「……え? あ、あの…… え、えっと……」
-な、なんなんだ、この反応は! か、かわいすぎる!
『ガチャ』
「おい、明日菜うまくいったー?」
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