誰よりも…恋してる
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寒河江さんを見上げると黙って笑って手を振った。 どうしたらいいのかわからないうちに、りかに腕を引かれて歩き出して寒河江さんを振り返った。 「また店に食べに来て。今度は裏メニューを用意しとくから」 二年前に封印したはずの恋心が、 カチリ、 音を立てたような、そんな気がした―――
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