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二.そして事件が持ち込まれる
佳子が急に深刻な顔になって切り出した。
「ねぇ、篤人、私ストーカーにつきまとわれているかも……」
佳子は先輩に対しても敬語は使っていない。もちろん私に対しても。
「ふぅん」
篤人は素っ気なく返事を返す。
「あぁ、信じてない!」
慌てて間に入る
「佳子のストーカー体質は今に始まったことじゃないだろ。ほら、まずは説明しろ」
そうなのだ。佳子は隙を見せるとストーカー被害にあっている。
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