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「南風」での作業をさっさと終えた私たちは、「CAT'S EYE」へと向かう。
「CAT'S EYE」は「南風」の道を渡ったところにあり、1分もかからなかった。
こんなに近いところに喫茶店があって、つぶれないのだろうか?
「CAT'S EYE」は一見してログハウス風の店だった。
店に入ってすぐ右には、コーヒー豆を炒るための機械が置いてあり、コーヒーのにおいが店内を埋め尽くしている。
店の中も外から見たログハウスそのものだった。
こちらはカウンター席に、USBコンセントと電源コンセントが席の数、4席分口を見せている。
恐らく今どきの喫茶店はこういうものなのだろうなぁ。
対面式のキッチンにはキャッシャーとノートPCが並んでいる。
奥で作業をしているマスターは、3姉妹が出てくるのか、巨大な坊主の男が出てくるのかドキドキしていたが、そのどちらでもなく、ひょろっとした細面の男性が一人だった。
佳子の顔を見て顔を和らげる。2回しかきていないはずだが、顔を覚えていたようだ。
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