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まだかろうじて手の中にあったアイルを私は呆然と見つめる。
確かに、アイルは本当に言ったのだ。
「ねえ、ぎゅってしよう?」って・・・。
「もしかしてこいつ、そう言う系の玩具だったのか?!」
思わず声に出してそう叫んだその時だった。
それまで手の中にあったはずのアイルが、ごく自然と言う風にベッドの上に座り込むように落ちたのだ。
そいつは足を投げ出して私の方をじっと見ているようだった。
と、アイルの小さな両手が中に浮く…。
「えっ…?!」
その光景に私は大きく息を飲んでしまった。
そりゃあそうだろう。人形の手が勝手に動くわけがない…。
「はっ…!」
ありえないことは続いた。
中に浮いたアイルの両手が、私の両胸をぐっと掴んだのだ。
さらに驚くことに、やつの親指が女に取っては特に敏感な場所を何度もなぞるのだった。
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