私たちとアイルのやばい夜

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「えっ、これが、栄子の彼なの?」 戸惑いながら私は聞いてみる。 「うん」 栄子は満面の笑みでそう答えた。 躊躇いながらも私は栄子の手の中のそれをまじまじと見つめた。 なるほど、身長は30センチぐらいで髪は金髪。少女にも美少年にも見えるよく整った顔立ち、どちらかと言えば細身の胴体・・・。 そいつはそんな感じだった。 某有名着せかえ人形のパクリ商品かとも思ったがあれは女の子である。 栄子が「彼」と言うのだからこいつはたぶん男なのだろう。 「これ、男だよねえ」 確認のため一応聞いてみた。 「うん男の子だよ。名前はアイルって言うの」 「そっ、そうなんだ…」 なるほど、こいつはアイルと言う男の子なのか。そしてこいつが栄子の待望の彼…。 ん?てことは栄子はこう言う美少年タイプの男の子が好みだったのか?! それって1歩間違えたらロリコンなんじゃないのか? いや1歩間違わなくてもやばいぞ。 だって、こいつは・・・。
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