ランニングポリス任命

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 中学で陸上を始めた。  最初は短距離。それがだんだん長距離に移行してきて、高校では5千メートル、1万メートルの選手になった。  長距離を走っていると、だんだん目標みたいなものが見えて来る。  箱根駅伝。  憧れるよなー。  毎年テレビで箱根駅伝を見ながら、いつか自分があのタスキをかけて、大学の名前背負って颯爽と走れたらなぁ、ってうっとり考えていた。  だから大学は、自宅から通える場所にある駅伝出場校を目指して勉強に励んだ。  俺ってやればできる子だったんだよ。  翌年の春には、目標にしていた箱根駅伝出場大学への入学を果たし、1年生でなんとか補欠メンバーに選ばれた。 そして翌年にはメンバー入りを決めたし、3年、4年は、花の2区を走るという快挙を手に入れた。  卒業までの間に大きな記録は残してないが、毎年きっちり10位内入賞をしてシード権は獲得していた。  歴代的には恥ずかしくない成績を残した4年間だったと思う。  そして陸上部顧問の勧めで、警察官になることを決めた。  警察の陸上部には、ニューイヤー駅伝で活躍している人が大勢いる。  箱根駅伝を経験したら、次の目標はニューイヤー駅伝だ。  そのためのトレーニングを欠かすことはできない。
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