1人が本棚に入れています
本棚に追加
あの時を思い返すと自分はレベル4だった。神智学的な表現を使えばアストラル意識と言えば良いのだろう。その頃を心と対話できるようになった。キリスト教的な解釈(ただし異端扱いされる)で表現するなら精霊と話せるだ。後に明らかになるがこの状態では自分の意識を分割してより深い意識から良い情報をたまに得られるだけだった。普通の人より多少カンが良いだけで自分自身に何らかの大きな変化は起きない。自分を効率良く使うのが精一杯なのだ。しかも、心は自分を欺く時がある。『アルケミスト』の中でパウロ・コエーリョが語った通りだ。
転機はレベル5、神智学のメンタル意識になってしばらくしてからだ。西洋魔術で言うオドの磁気だけでなく中国武術で扱う気の光の成分をより感じられるようになってからだ。レベル5になりたての時は、磁気と光をわずかに感じるだけでレベル4の時の自分より健康が少し増進した程度の違いしかなかった。劇的な変化が現れたのはレベル5の後半、メンタル意識のコザール意識になってからだ。簡単に変化を説明すると必要な時に光を取り入れてエネルギーを蓄え元気になれる。むしろ、エネルギーが余るくらいになる。外界からエネルギーを取り入れるだけでなく情報も取り入れるようにもなる。これが召喚魔法の基礎となる。外界とは眼前の世界だけでなく時間や空間的な隔たりのある世界も含まれていると言っておけばカンの良い人は「これが召喚魔法の基礎となる。」理由に気づいただろう。
これらの事を書いた理由を述べておこう。以前エリファス・レヴィの『高等魔術の教理と儀式(教理編)』を読んで円積問題が解ければ召喚魔法の秘密が分かるし、続編には魔法の種明かしをするとあった。続編の祭儀編を読んだが種明かしはなかった。そこで、円積問題を解いた。かなりの年月がかかった。しかし、召喚魔法の謎は解けなかった。
ガッカリした。そこでもし謎が解けたら公に公開してやると強く思った。
それからかなりの年月が経ち謎は解けた。なので公開した。
最初のコメントを投稿しよう!