第1章

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Q物音は聞かなかったと言っていましたよね? いえ、えっと、あのどう考えても不審では無かったので、 Qどんな物音ですか? 何と言うか、その、話声です。 Qいつ頃まで聞こえていましたか? 11時くらいです。 Qあなたが眠っていた事を証明できる人は? そんな人居ません、私には恋人がいないので・・・ あ!虫! Qど、どこですか!?虫は!? あ、いえ何でもないです。 水野美香(ムカつく弁護士) 私を呼んで何聞こうって訳? Q昨日俺と離れてから何してた? そのままグースカピ?よ。 Q証明できる奴は? いると思う? 林修太(謎のカウンセラー) あのさ、その呼び名辞めて。 Q・・・先輩、心読むの辞めてください。 だって顔見たら判るんだもん。 Qじゃあ・・・ 昨日君と離れた後はベッドで眠った、証明できる人はいない。 Q・・・ 緒方真紀(腕力だけは強い同業者) 私は何を言えばいいの? Q俺と離れた後の行動と、それを証明できる人を言ってください。 自分の寝室で寝て、証明できる人はいません。 事情聴取で分かった事 ・AとCの証言に食い違いがある。 ・Cは恋人がいない事にコンプレックスを抱いている。 ・全員アリバイがない。 その後俺がした事 巻尺を持って再び扉を調べた。 これだけの情報から、俺は犯人を導いた。 俺は全員を事件現場に集めた。 美香「全員集める理由がわからない。」 林「彼によると、一応ミステリーのお約束は守っておきたいらしい。」 俺は口を開いた。 俺「みなさんよく見てください。」 俺は巻尺を取り出す。 俺「寝室の扉の穴は扉から4?p程度の所に開いています。ところが、こっちの大部屋の扉の方は2?p程度です。」 一同(弁護士&カウンセラー以外)がどよめく中、Cが唇をかんだ。 俺「それ以外にも違いがあります。寝室の穴の直径は1.5?p程度、大部屋の方は1?p、つまり、このどちらかは偽装です。」 一同再びどよめく。 俺「一応、世間にもっとも出回っているサムターン回しで開けられる方の穴は大部屋のほうですが、結論から言うと、両方とも偽装です。」 Cの顔色がどんどん青ざめていく。 俺「なら、なぜ二つの穴に相違点があるのか、理由は簡単です、この二つの穴はそれぞれ別の人物によって開けられたのです。一方は犯人によって、もう一方は・・・」 その瞬間Cが逃げ出そうとした。 しかし、俺が首根っこを捕まえたので、失敗。 緒方「犯人はあんたか!?」
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