二.そして事態は進展する

4/14
前へ
/14ページ
次へ
「そのストーカ君は何か特徴はないのかい?誰かが入っているときにしか出てこない、とか」 「それは、私も気にしてたことあるんだけど、特に何もないかな。ごく普通に4人で会話してるの」 「じゃぁ、他に手がかりはないのか…」 「そうだなぁ、強いて言えば、メッセージがすぐ既読になることかな」 「すぐ既読に?」 「うん、そう。普通だったら受け取ってポップアップで気づいてって感じだからさ、少し間があるじゃない。でもあのグループは必ずすぐに既読がつくのよ」 「でもそれはストーカ君じゃない可能性だってあるんだろ?」 「全部がそうじゃないかもしれないけど、何回か既読1の状態でストーカ君が書いてたから、多分そうなんじゃないかな、って」
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加