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二.そして事態は進展する
それから一か月後。
篤人と私でいつもの喫茶店でのんびりコーヒーを嗜んでいた昼過ぎ、佳子が難しい顔をしてはいってきた。
何というか、葬式の会場ですごく面白い話でも聞いたような、困ってるのか笑ってるのかわからない表情だ。
「なんちゅう顔してるんだ佳子」
「だってさぁ……。何が起こっているのか良く分かんなくて……」
説明にもなっていない説明を聞いて、こっちもどうしていいものやら分からない。
とりあえず話を聞くか。
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