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~西島~
「ちょっといいかしら?」
そう俺に話しかけてきたのは同じクラスの
後藤友香里
「なに?」
俺は後藤に連れられ、廊下へ来た。
「ずっと好きでした。
私と付き合って下さい。」
突然だった。
後藤が俺のこと好きなんて…。
でも、
「ごめん。
俺、他に好きなひ…。」
俺が喋っていたらなにやら唇に暖かい感触。
後藤が俺にキスをしていた。
そう分かるのには時間がかからなかった。
俺はとっさに離した。
「お、おい。」
「ごめん。我慢出来なかった。
でもちゃんと話せてよかった。
西島くんの事は諦める。
ちゃんと振ってくれてありがと。」
後藤は吹っ切れた顔になり、今までの後藤友香里になって教室へ帰っていった。
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