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エレベーターの稼働音が聞こえた。
「おや、話しているうちに来たようだね」
「サリー先輩どんな人か聞いてます?」
「いや、私も今日聞かされた」
エレベーターは指令室に降りた。扉が開く。
現れたのは。
「ご、ゴンザレス?」
その生徒はゴンザレスであった。いや、名前とか知らないけど見た目がゴンザレス。ムキムキマッチョの巨体、この学園が専攻する科目によって制服違うんだけど、このゴンザレスは格闘服来てるから格闘科を専攻しているとわかった。
ちなみにサリー先輩はライトメイル、ホリン先輩はローブ、レイド先輩はレザーアーマ、わたしもホリン先輩と同じくローブ。
あ、わたし薬学を専攻してる。
「ゴンザレス……」
「いえ、ティミーと言います……」
ゴンザレス……ティミーは後頭部に頭を当ててプロレスラーのような顔つきなのに、ヘコヘコと答えた。
「あの、皆さん初めまして。ティミー・マリンと言います。頑張りますのでよろしくお願いします」
と、頭を下げた。
見た目ゴツいけど、丁寧な人だな~。
「ティミーさんは、なんでこのヒーロー部に入ったの?」
聞いてみると。
「いや、自分強くなりたいんです。気が弱くてこういう部活に入れば少しは直るかなって」
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