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夜逃げして、寒い車のなかで夜を過ごしたとき。
私はお母さんの腕の中にいたの。
そしたらお母さんは突然切り出してきた。
「ねぇ、○○ちゃん。もしお母さんと離ればなれになったらどうする?」
その時まだ子供だった。
それでもお母さんの言おうとしていたことは分かった。
子供ってそう言うことには敏感なんだ。
親の心にはね。
「やだやだやだ!!ずっといっしょにいる」
私はただをこねる。
泣きじゃくりお母さんの胸にすがりつく。
本気のお母さんに、本気の想いをぶつける。
お母さんは背中をポンポン叩いてあやしてくれた。
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