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「え??」
「触りたかったんでしょ?? 髪」
どうやら髪を俺に突き出していたらしい
俺はゆっくりと陽の髪に触れる
俺の髪とは全然違うものだった
サラサラしてて風が吹く度にシャンプーの香りがする
(時間が止まればいいのに)
そんな風に思っていた時
川の方から大毅と錦司がそろそろ戻ろうと言ってきた。
「もう少し、陽といたかったな...」
「いるよ、一緒に」
しまった、そう思った
陽は笑いながら、でもどこか切なそうに俺を見ていた。
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