第2話 捜査チームの結成

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「では早速始めましょう。まずここにアナタの名前と生年月日を書き込んでください」 陽菜はメモ帳とボールペンを手渡す。 「はい」 まなみはそれを受け取ると、すぐに書き込んだ。 「では始めます。私の目をずっと見つめてください。途中で私が目を閉じても、そのまま目をそらさずに見続けてくださいね」 「はい」 陽菜はまなみの目と、書かれている生年月日を見比べ始める。 すぐに脳裏に映像が流れ始めた。 まなみの幼い頃の映像。 違う。陽菜が観たいのは、まなみの過去ではないのだ。 とはいえ、観えるビジョンは陽菜が勝手に選べない。 中学生の頃のまなみ、そして高校生の頃のまなみが観えた。 やがて結婚式の映像になる。 そして新郎新婦の両親への挨拶。化粧が落ちるほど泣いてるのは、おそらくまなみの母親だろう。 まなみが花束を渡したのが、おそらく新郎の両親だと思った。 そしてビジョンが病院に変わる。 まなみが出産をしたのだ。おそらくこの赤ちゃんが樹利亜ちゃんに違いない。 さらにビジョンが変わり、幸せな映像から一転、夫と揉めているまなみ。 そして離婚。 そこで陽菜は目を開いた。
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