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彼が手術をしている間、私は小学校からの幼なじみみたいな友達に逢っていた
友達は脱サラをして起業していた
私が結婚しているのを知っていた友達には上京の本当の理由は伏せてあった
その友達からは前々から抱かせて欲しいと言われ続けていた
私にそれ程の価値も魅力もあるとは思わなかった
彼の存在もあったので、やんわりとお断わりした
彼から手術が終わったと電話が入り、すでにホテルにチェックインしているから早く来て欲しいと言われた
近くだとは分かっていたが、彼の分の荷物もあった為タクシーで行こうとしたら乗車拒否みたいなモノだった
近いから面倒だったのだろう
教えられた通りに行ったのだが、一向に見つからない
苛立った彼から半分怒りながらの電話
近いのは分かったが、再度拾ったタクシーの運ちゃんが善い人で
『少し遠回りになるけどいいかい?』
と言ってくれたが、東京では一通もあり、背に腹は変えられぬ思いの私は
『お願いします』
と言いホテルまで連れて行って貰った
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