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「ストーカ君を見つけて興奮しちゃって、次の日に偶然家の前で、その後輩に会ったからすぐ捕まえてさ、訊いてみたの。
『私、ストーカを見つけちゃった!!』って。
その子もすごい驚いた顔してたの、ほら、ストーカに追われやすい体質ってことは話してあったからさ。
そこまでにあった経緯を話すと、まだすごく困惑した感じで、『犯人知っているかも……』って話してくれたの」
なんだか随分暗い話し方をしている。
「ずいぶん前らしいんだけど後輩が家からま?っすぐ大学の学食に向かったときに、その思い当たる子、ストーカ君って呼ぶね。ストーカ君に声をかけられたらしいんだ。
『同じアパートに住んでる方ですよね』って。
アパート名は同じだったんだけど、後輩に覚えは無い顔だった。
まぁ、別に話をするのは嫌いじゃないから、そのまま学食でご飯を食べつつ色々話してたんだって。
それから、顔を合わせたりすると挨拶くらいはしていたんだけど、多分そいつじゃないかなぁって教えてくれたの」
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