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「本当に嘘は言ってないよ。私が話したことは本当に五月ちゃんが話してくれたことだもん!!」
半ば逆切れ気味に佳子が声を荒げる。
「話の内容は本当に嘘を言ってないんだな?」
「本当だよぉ……」
篤人に念を押され、弱々しくなる佳子。
「篤人、何を考えているんだ?佳子ちゃんが男と仲良くしているって聞いて焼きもち焼いていじめているのか?小学生じゃあるまいし」
あまりにも佳子をいじめている感じがするので、私はふざけた感じで相手に入ってみる。
篤人はあっさりと答えた。
「別にいじめてはいない。変な話し方をするから、ちょっと気になっただけだ」
「そもそもどこで気づいたんだ?どこにも変な話は無かったと思うのだけど」
「最初から変だっただろ」
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