第1章

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父に頼んで直してもらう。 ついでにドライヤーの事を聞けば、一番に風呂に入った父の時点でもうなかったようだ。 父が修理している横で、タオルでできるだけ髪の毛の水気を拭き取る。 やはりドライヤーがないと辛い。 大人しく父の隣で直るのを待つ。 ……ついてない。 ぼーっとテレビを見ていると、何とか直ったようで父が近くのコンセントに繋ぎテストしている。 やっと髪が乾かせる。 私より前に風呂に入っていた父も母もドライヤーが無くても気にしないことに今さら苛立つが、直して貰った手前もう言えない。
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