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体が金縛りにあったように動かない。
これ以上聞きたくなくて、ドライヤーをなかなか消せない。
やっと鏡越しに後ろを確認するが、誰もいない。
ドライヤーのスイッチを切り、ゆっくりと振り返る。
…誰もいない。
自分の考えすぎかと無理矢理言い聞かせて、納得する。
でも確かに聞こえたのに。
いや、…疲れているんだ。
心の中で葛藤しながら、そそくさとドライヤーを片付けて自室へ向かう。
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