第1章

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体が金縛りにあったように動かない。 これ以上聞きたくなくて、ドライヤーをなかなか消せない。 やっと鏡越しに後ろを確認するが、誰もいない。 ドライヤーのスイッチを切り、ゆっくりと振り返る。 …誰もいない。 自分の考えすぎかと無理矢理言い聞かせて、納得する。 でも確かに聞こえたのに。 いや、…疲れているんだ。 心の中で葛藤しながら、そそくさとドライヤーを片付けて自室へ向かう。
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