『邪悪の家』 アガサ・クリスティー

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『邪悪の家』 アガサ・クリスティー

944c36e6-df4f-4ecd-9a61-30268db79324 『邪悪の家』 アガサ・クリスティー 真崎 義博 訳 文庫版 今回は世界的に有名なミステリーの女王アガサ・クリスティーの『邪悪の家』の紹介です。 探偵エルキュール・ポアロのシリーズ。 ポアロシリーズは長編だけで33作品あるのですよ。何から読むか迷ってしまいますが、今回は表紙の絵が僕の好きな和田誠さんのイラストだったのでこの作品を選びました。(P.S.参照してください) 調べてみると、この作品がイギリスで発表されたのは1932年なんですよ。今から88年前ってスゴイですよね。 何がスゴイかって、全く色褪せてないです。 現在のミステリー推理小説しか読んだことがない人でも、満足できる内容だと思います。 古い推理小説なんて簡単に犯人がわかってしまうのではないか?と少し思いませんか? いやいや、そんなことはありませんよ。 二転三転は当たり前、ドンデン返しからの、、と物語は展開していきます。つまり面白くて読みやすいです。 エルキュール・ポアロのシリーズ長編33作品を制覇したくなりましたね。 少し重い小説を読んだ後は、気軽にアガサ・クリスティーを読むのは良いなと僕は思いました。 エンタメ・ミステリー小説家になるための本を読んだことがあるのですが、ミステリー系の大きな文学賞を取るためには絶対的なルールがあって、すでに使われたトリックや謎解きは必ず落選するそうです。偶然、前からあったトリックとかぶってしまったは選考者には通用しないということ。 つまり、最低でも有名なミステリー作家の作品は全て読んでなければダメということです。 最低でも1,000冊ぐらいと書いてありましたね。 たぶん、その中にアガサ・クリスティーは必ず入っていることでしょう。(ミステリー作家を目指している人へ参考程度に。) アガサ・クリスティー探偵ポアロシリーズ。 次は何を読もうかな、、、。 楽しみがあるのは嬉しいことです。 では、また。 P.S. 表紙写真のイラストは和田誠さんによるものです。僕が和田誠さんの絵を最初に見たのはSF作家の星新一さんの本からだと思います。(表紙と挿絵)それから村上春樹さんやカート・ヴォネガットの作品での表紙イラストなどですね。 他にもたくさんの著名人たちの本の装丁に関わり、映画監督などもした多彩な才能の方でした。 なぜか僕はこの人の絵を見ると落ち着くんですよね。 去年10月に亡くなられましたが、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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