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『満月の泥枕』 道尾秀介
『満月の泥枕(どろまくら)』
道尾秀介
単行本 2017年6月 初版発行
436ページ
今回は道尾秀介さんの『満月の泥枕(どろまくら)』です。単行本版をBOOKOFFで購入したものです。
てゆうか、
僕個人の話ですが、久しぶりの更新です。
調べたら約半年ぐらいぶりなんですね。
その間に文学系の本は電子書籍含めて7冊の本を購入していますが、読み切ったのはこれだけ。(購入した短篇集中の何作かピックアップして読んだのですが)
本作品は読み切るまで5ヶ月かかりました。
その理由は、3つあります。
一番大きな要因は、僕が集中力に欠けていた。カッコよく言うと忙しかった。
僕はテレビや映画、アニメも見るし、ゲームもするし、飲みにも行くし、仕事もするし、運動がてら散歩やジョギングもするわけだけど、本作品はなかなか読み進まなかった。
そうゆう時期もあっていいじゃん。
人間だもの。的な感じです。
2つ目は、本を一気に購入して、満足してしまったこと。7冊の本は今年の2月までに全部購入したのですが、なんだか幸せな気持ちになって、つい読んだ気になったみたいです。
3つめは、読み進まなかった理由とも言えますが、本作品の性質上にもある気がします。
作品の説明にもなりますが、本作品は書下ろし作品ではなく、毎日新聞の連載小説作品なので、若干ですが緩やかなストーリーの進み方をするのです。第一章から第五章、そして最終章までありますが、僕的には第三章まで緩やかだなと感じました。また作品のテーマの1つに家族というのもあると思うのですが、それもストーリーを緩やかにした理由な気がします。
つまり、道尾秀介風の派手な事件や、怪しい雰囲気は最初の方はないのです。
個性ある変わったキャラクターたちは登場しますが、ほのぼのとは言わないにしろ道尾秀介作品を読んでいる人なら緩やかだなと感じるでしょう。もちろん個人差はありますが。
しかし、それで終わらないのが道尾秀介さんの作品です。後半から一気にスピードアップします。
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