第1章
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(どうしたものか。この二人。) 凛衣が去ってから、はーと大きく息を吐く。 (この先ずっとこのままなんて、私の身が持たないよ) さいならー。と凛衣の後ろ姿に手を振る拓海に、私は難しい顔。 今後のふたりを想像して、また頭が痛くなった。 …これが改善されるのはいつになることやら。 と。隣で私を呼ぶ声。 「さーわ。」 『?』 どうしたの。と振り返る。
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