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眠れぬ夜・・・
僕は、何故か窓の外を眺めていた。
ベランダに出るまでも無く、ブラインドを閉めない限りは、窓から墓地が見える。
僕は、気持ちが悪い、怖いと、思いながらも、金縛りに遭ったかのように、身体が動かず、じっと墓地を見つめていた。
すると、以前感じたことのある奇妙な感覚に陥った。
何だろうと思いつつ、よく目を凝らして見ると、黒い物体が上下左右に飛んでいるではないか。
それも・・・二つ。
真夜中の墓地。
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