第1章 犯行声明

3/13
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/32ページ
月の明かりしか無い状況で、黒い物体が目に見えるはずは無いのだが・・・ 何故かその物体は、オーラを発し、徐々にその形状を露わにしていった。 なっ、なんと、あの二匹のコウモリではないか。 こいつらは、明らかに、僕の行く先々に出現している。 これは、絶対に偶然などでは無い。  その時、僕は何かを感じ取った。 コウモリの声・・・ 否、コウモリの意思である。 言葉では無く、いわゆるテレパシーと言うやつなのか、これは? しかし、僕は、確実に感じ取ったのだ。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!