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 そんなわけで、ぼくは昨日あったことを全て二人に話した。 「ぼくがあの子に話しかけても全然しゃべってくれないんだ。でもアリザならなんとかなるかなーって。」 「うんっ。まかせてっ」  こういう時は素直にやってくれるのがアリザの頼もしいところだ。  …と思ったが違った。  ぼくが感心している隙にアリザは物音たてずにトカゲに夢中になっている女の子の背後に忍び寄る。 ぼくが気づいて止めにかかると同時に 「わあーっ!!」 「ひいぃっ!!…ひっく…ひっく」 泣かせた。
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